【Linux】head、tailコマンド

ファイルの先頭部分を表示するheadコマンド、末尾部分を表示するtailコマンドについてまとめています。

headコマンド

headコマンドは、指定したファイルの先頭部分を表示します。デフォルトでは、10行目までの内容を表示しますが、オプションを指定すれば表示行数を変更することが出来ます。

形式
head [オプション] [ファイルパス]...n
オプション
オプション 説明
-n 行数 先頭から指定した行数までファイルの内容を表示する
-c バイト数 出力するバイト数を指定
[root@hostname /]#
head -n 3 file3.txt 
hello world
linux
foo

file3.txtの内容を先頭から3行分表示する

tailコマンド

tailコマンドは、指定したファイルの末尾部分を表示します。こちらもデフォルトでは、10行分の内容を表示します。オプションにより、表示行数を変更も出来ます。

形式
tail [オプション] [ファイルパス]...n
オプション
オプション 説明
-n 行数 ファイルの末尾から指定した行分表示する
-c バイト数 出力するバイト数を指定
-f ファイルの末尾に追加された行を表示し続ける
[root@hostname /]#
cat file3.txt 
hello world
linux
foo
bar
baz
[root@hostname /]#
tail -n 3 file3.txt 
foo
bar
baz

file3.txtの内容を末尾から3行分表示する

「-f」オプションを指定すると、ファイルの末尾を表示し続け、末尾に行が追加されるとリアルタイムで表示し続けます。ログファイルを監視する時などに便利です。終了する場合は、[Ctrl] + [C]を押します。