【Linux】fileコマンド
ファイルやディレクトリの種別の表示や拡張属性の設定・表示などについてまとめています。
fileコマンド
ファイルの種別を表示します。
- 形式
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file [オプション] [ファイル名またはディレクトリ名]...n
- オプション
-
オプション 説明 -i MIMEタイプを表示する
[root@hostname /]# file /tmp /tmp: sticky directory [root@hostname /]# file -i /etc/yum.conf /etc/yum.conf: text/plain; charset=us-ascii
attrコマンド
attrコマンドは指定した ファイルやディレクトリの拡張属性を表示、設定を行います。
Linuxの主要なファイルシステムでは、「所有者」や「タイムスタンプ」、「パーミッション」などの共通で設定されている属性の他にユーザーが独自に追加することのできる属性があります。それを拡張属性と呼んでいます。
拡張属性は「security」、「system」、「trusted」、「user」の4つから構成されています。
- 形式
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attr [オプション] [ファイル名またはディレクトリ名]
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attr -s [属性名] -V [値] [ファイル名またはディレクトリ名]
- オプション
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オプション 説明 -s 属性名 指定した属性を設定する -g 属性名 指定した属性の値を表示する -r 属性名 指定した属性を削除する -l 拡張属性の一覧を表示する -L シンボリックリンクのリンク先を使用する -R trusted属性の設定をする(root権限が必要) -S security属性の参照をする(設定、削除はroot権限が必要) -q メッセージを表示しない -V 値 属性値を指定する(-sオプションと同時に使用)
[root@hostname /]# attr -s testattr -V test test.txt Attribute "testattr" set to a 4 byte value for test.txt: test testattr属性に「test」という値を追加してtest.txtに設定する [root@hostname /]# attr -g testattr test.txt Attribute "testattr" had a 4 byte value for test.txt: test [root@hostname /]# attr -ql test.txt testattr
lsattrコマンド
ext2(第2拡張)ファイルシステム上にあるファイルの属性を表示する(パーミッション以外)
- 形式
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lsattr [オプション] [ファイル名またはディレクトリ名]
- オプション
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オプション 説明 -R 再帰的に表示する -V プログラムのバージョンを表示する -a 全てのファイル、ディレクトリを表示する(ドットで始まるファイルも含む) -d ディレクトリそのものを表示する -v ファイルのバージョンを表示する
chattr
ext2~ext4ファイルシステムで利用できる拡張属性の設定・削除を行う
- 形式
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chattr [オプション] [属性] [ファイル名またはディレクトリ名]
- オプション
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オプション 説明 -R 再帰的に変更を適用する -V 詳細を表示する FILE ファイルを指定する - 属性
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属性 説明 a 追記のみ可能にする c ファイルを圧縮する d dumpの対象外とする e 拡張フォーマットを使用する i 変更不可属性を付与する(root権限でも変更不可) j ファイルに対する操作を行う際に操作の内容をログに書き出す s 安全に削除する t 末尾のマージを出来なくする u 削除出来なくする A アクセス時刻を更新しない D ディレクトリを同期的に更新する S 同期的に更新する
「+属性」で設定、「-属性」で削除を行う。「=属性」でその属性だけが設定される。
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